seo news：GoogleはMUMによって検索システムを再構築する
SEO極〜KIWAMI cloud〜がお送りするデイリーSEO News
2021年10月1日のニュースをお届けします。
2021年10月1日(金)
≪SEO極〜KIWAMI cloud〜がお送りするトピックス≫
GoogleはMUMを用いて検索システムを再構築する
【重要度：★★】
Search Engine Journalの記事からの情報です。
Google Announces Search Redesign Using MUM Algorithm
MUMとはMultitask UnifiedModelの略で、2021年のはじめに部分的に導入されたアルゴリズムです。
単にキーワードを探すのではなく、質問の意味そのものをAIで判断し、適切な検索結果を表示させるためのアルゴリズムです。
意味理解能力を約BERTの1,000倍までに高めたとされています。MUMについて詳しくはこちらの記事を御覧ください。
MUMは意味によって検索を行う仕組みなので言語に依存しません。日本語で検索しても英語といった別言語のページから該当の答えを探して、検索結果に表示することができます。
また、言語という枠組みそのものも不要で、画像の内容も理解し検索結果に表示したりすることができるようになります。
また見たものがなにかわからない場合にGoogleレンズを使って、スマホで写真を撮ってその撮影したものについての様々な情報を得ることができるといった使い方もできます。
これにより検索結果は大きく変わることが想定されます。
ではSEOにおいてMUMが導入される事によって何をすればいいのでしょうか。それは、
「検索行為とは質問であり、検索結果とはその答えである」
という原則により忠実な情報の作成が求められるということに他なりません。
その答えを示すにあたって、テキストであったり画像であったり、動画であったり、それらを組み合わせたりとか方法は様々です。その答えにふさわしい方法を表現を適切に選択をして、ユーザーに提供することがより重要になるということですね。
ECサイトにおけるGoogle検索のベストプラクティスとは
【重要度：★★】（EC事業者にとっては★★★）
Google Search Centralからの情報です。
Best practices for ecommerce in Google Search
EC事業者向けにGoogle検索で優位に立つために何をするべきかを詳しく述べているGoogle社の公式の情報です。
２～３週間遅れでたいてい日本語の情報が提供されるのが普通なのですが、今すぐ読んでみたい方は是非ご覧いただけたらと思います。
主な内容としては
- ECの情報がGoogleのどの場所に表示されるか
- 商品データをGoogleに認識させる方法
- ECに関する構造化マークアップ
- 新しいECサイトを立ち上げる方法
- ECサイトのURL構造の設計
- Googleが理解しやすいECサイトの構造
- ページネーション、ページの無限スクロールやもっと読むの処理
といった内容が記載されています。
ECサイトのみならず大規模サイトのSEOにとっては重要な情報が数多くあります。
日本語に自動翻訳してもかなり理解できる内容なのでECのSEOをやっている方のみならず、CMSの設計や自社独自開発のサイトを運営している方などには有用な情報です。
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