Googleが検索品質評価ガイドラインを更新 生成AIについて言及
【重要度：★★】
Search Engine Roundtableの2025/2/4掲載記事からの情報です。
Generative AI Mentions In Google’s Search Quality Rater Guidelines
Googleの検索品質評価ガイドラインで生成AIに言及
Search Engine Roundtableでは同年1/24にも
Google Search Quality Raters Guidelines Gain 11 New Pages
Google 検索品質評価ガイドラインに 11 ページ追加 という記事を掲載しています。
この２つの記事の要点についてお伝えしますが、その前に「Search Quality Rater Guidelines（検索品質評価ガイドライン）」とは何か？ですが
Googleの検索品質評価ガイドライン（Search Quality Rater Guidelines）は、Googleが外部の検索品質評価者向けに作成したマニュアルです。このガイドラインは、検索結果の品質を評価するための基準を提供し、Googleが検索アルゴリズムを改善する際の参考として使用されます。
評価者のフィードバックは、Googleのアルゴリズムを改善するためのデータとして使用されます。ただし、評価者の判断が直接検索結果の順位に影響を与えることはありません。いうなれば、Googleの検索順位はこうであるべき、こうなるように改善すべきという指標ともいえるものです。
検索品質評価ガイドラインに11ページ追加され、その大きな変更として生成AIについて多くの言及がなされているというニュースです。
では、主な変更、追加点について記します。
主な変更点
1. 生成AIの初めての明記
Googleは、検索品質評価者ガイドラインに「生成AI（Generative AI）」という用語を初めて導入しました。この用語はガイドライン内で14回言及されています。生成AIは、スケールされたコンテンツの乱用やパラフレーズ（言い換え）に使用される可能性があるとして、注意喚起がされています。
2. AI生成コンテンツの評価基準
ガイドラインでは、AIを利用したコンテンツについて、どのように評価すべきかが明確化されました。Googleは、AIを使ったコンテンツの生成自体を禁止しているわけではありませんが、適切な使用方法と不適切な使用方法を定義しています。
3. スパムコンテンツへの対応
AI生成コンテンツがスパム的に使用されるケースや、品質の低いコンテンツの生成に利用されるリスクについても言及されています。これにより、AIを利用したコンテンツがユーザーのニーズを満たしているか、または信頼性があるかを評価する基準が強化されました。
4. YMYL（Your Money or Your Life）コンテンツの重要性
健康、金融、法律など、ユーザーの生活に重大な影響を与える可能性のある情報（YMYLコンテンツ）に対して、特に厳しい基準が設けられています。原文はPDFでしかも英語なので、読むのはかなり大変ですが、原文にあたってみたいという方は是非御覧ください。
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