Javascriptを使うとGoogleが読み取れないというのは昔の話

【重要度：★★★】

アメリカのWebシステムの開発会社Vercelからの情報です。
How Google handles JavaScript throughout the indexing process
「Googleがインデックス作成プロセスを通じてJavaScriptを処理する方法」

Javascriptで生成されたページをGoogleのクローラーが読み取ることができないと昔は言われていました。

・Google はクライアント側の JavaScript をレンダリングできません。
・Google は JavaScript ページを別の方法で扱います。
・レンダリング キューとタイミングは SEO に大きな影響を与えます。
・JavaScript を多用するサイトではページの検出が遅くなります。

昔からSEOをやっていた方ならJavascriptによるこれらのデメリットを何度も耳にしたことがあるでしょう。
このページにはGoogleのクローラーのよるJavascriptの読み込みの進化の歴史が書かれています。

2018年以降は最新のChromeと同じ読み取りエンジンを使っていることが示されています。
言い換えれば、Chromeで読み取れる内容であれば、Googleのクローラーでも読み取れるとのことです。しかし、これは本当なのか？を実験した結果です。

37,000 ページを超えるデータを検証し、まったく問題ないという結論が得られています。
実験内容とその結果は非常に興味深いものなので、気になる方は是非原文を読んでもらえればと思います。

私達の経験でも、実際に10万ページを超えるような、比較的規模の大きいサイトでもくまなくインデックスされていることも観察できます。特段Javascriptで実装することを避ける必要はないということですね。

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