seo news:IPAのサイトリニューアルで404エラー多発・リニューアル時でSEO観点で最も重要なポイントとは

2023年4月10日2023年6月19日 seomasterdailynews 0件のコメント

【重要度：★★★】

ITmediaからの情報です。

日本のIT化を推進する司令塔的な役割を担っている、情報処理推進機構（IPA）のWebサイトですが3/31に全面リニューアルを実施しました。
そのリニューアルでは多くのURLが変更されたものの、リダイレクトの考慮がほとんど行われていなかったとのことです。

URLが変わる場合は、旧URLにアクセスされた場合に正しく新ページにアクセスできるようにしないと、検索結果からの来訪やブックマークから当該情報にアクセスできなくなってしまいます。
きちんと新旧ページの対応表を作るなどしてリダイレクト処理を行うのが、SEO観点では絶対必要なことです。

どうしてリダイレクトさせなかったのか？との質問に対して、制作会社側がリダイレクトを行うとレスポンスが遅くなるため行わなかったとのことです。

数万行ものリダイレクトを、.htaccessで行うとたしかにレスポンスは悪化します。そのためこのような場合はhttpd.confで実装するのが通常はセオリーです。
.htaccessはサーバーにアクセスされるたびに読み込まれるのですが、httpd.confであれば起動時に1回読み込まれるだけなので、大きな速度低下が起こりません。

このようなIT化を主導する組織ですら、基本的な考慮がなされていないことからも、多くのWebサイトではSEOの考慮が正しく行われていないという事実が露呈した出来事であるといえましょう。

実際に制作会社がSEOの考慮を正しくできることはごくまれであると言っていいです。
もし、サイトの全面リニューアルを行うのであれば、最低限リダイレクトを正しく考慮する、そしてSEOについて正しい知識をもって実装することが必要です。

自社内でこれが難しいのであれば、しかるべきSEOのコンサル会社にサポートを依頼することが望ましいといえます。
SEOのコンサル会社に支援してもらっていればIPAのリニューアル失敗は防げていたはずです。

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