seo news:Googleはどのようにして動画の内容を認識しているのか?
【重要度:★★★】
現在、動画はSEOにおいて非常に重要になっています。
関連性のある動画をページに埋め込むと、その動画が誰が作成したものであっても検索順位が上昇するという現象がよく観測されます。
PDFはこちらで見ることができます
この原因としてユーザー行動に影響する、あるいはコンテンツの中身として動画が解釈がなされているというような事が考えられます。
実際に動画の中身を現在Googleは理解していると、GoogleのDanielle Marshak(ダニエル・マーシャク)氏は公式のPodcastにて述べています。
その方法は以下の4つであるということです。
これらはすべてGoogleが他のサービスでも使っているAI技術の応用です。
- 動画の中の音声
- 動画の中に埋め込まれているテキスト見出し
- 中に写っている物体そのもの
- 構造化データ
1.は現在のGoogleの音声認識技術からすればそれほど難しいものではありません。
Google HomeやGoogleの音声検索を使っていれば、Googleの音声の認識率の高さはよくおわかりになっているでしょう。
2.はOCRを用いて画像を文字に変換しています。
このOCR技術についてもかなりのレベルであり、画像だけしかない文章データをGoogleドキュメントに読み込んでみると、ほとんど誤変換がないことは知っているでしょう。
3.についてはGoogleレンズを使っていたり、画像検索をしている方であればこれもご存知でしょう。近年は認識率が大きく高まっており、製品名などについてはかなり正確に表示されます。
4.動画の構造化データについては内容把握のために使っているというのは当然でしょう。
これらのAI技術を駆使してGoogleは動画の内容把握をしているわけですね。
さて、皆さんは逆にこのAIの技術で認識ができないことがあることも経験していると思います。
例えば複数の音声が同時に流れている時や、うるさい場所での音声認識はうまくいかない。
背景に模様がある文書は認識率が下がる。
物体が入り混じっていたり、指し示す物体が小さいときは認識しにくい。
といったことは日常的に経験するところです。
つまり動画の内容をGoogleに認識させようとしたら、これらは避けるべきということがわかります。
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