seo news：301リダイレクトがなくても評価を引き継ぐ・WordPress5.8はWebPをサポートすること
Google Can Forward Ranking Signals Without A 301 Redirect
Googleのジョン・ミュラー氏の6/4のGoogleSEOハングアウトでの発言によれば、301リダイレクトなしで、古いURLから新しいURLに評価を引き継ぐことができるとのことです。
いまとなっては目新しい話題というわけではありません。
アメブロといった無料ブログから独自ドメインにブログを移し替えるにあたって、これらの無料ブログは301リダイレクトでの転送ができません。
ブログを新しく設置し直すことになるのですが、設置し直すして、旧ブログを削除するともともとの検索順位まで評価が上がってくることがよく観察されていました。
これはつまりリダイレクトしなくても、サイトが移転したことをGoogleが把握したということを意味しています。
また、Search Consoleの「カバレッジ」→「除外」→「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」というページ一覧を見ることができます。
つまり、Googleは類似のページを把握する能力があり、もし、まったく以前から存在するほぼ同じページがあった場合、同じ情報として認識することができるのです。そして、以前からあったページが消滅した場合には、新しく移転したと判断するということです。
しかし、この記事で重要なポイントはここです。
Google can’t forward ranking signals if the source of those signals is removed from the web.
If you delete a page and republish the same content on a new URL, then you will have lost all its signals.
古いURLの情報を削除すると、そのページに関する情報をGoogleは失います。
その後、新しいURLで公開し直した場合には、古いURLの評価情報は失われていて、古いページと新しいページの間に評価の引き継ぎが行われない。
ということです。
もし、無料ブログからWordPressなどに移行するにあたっての重要な注意事項になるということですね。
WordPressなどのブログを作った場合に重複にはなりますが、古い無料ブログもしばらく残しておく必要があるのです。
WordPress5.8はWebPをサポートする
WebP（ウェッピー）はJpeg画像の代替としてGoogleが提唱する画像フォーマットです。
Jpegと同程度の画像の鮮明度にした場合、30％程度画像サイズを小さくすることができます。
以前はSafariではサポートされていませんでしたが、サポートされるようになったため急速に普及が進みました。
しかし、WordPressで使う場合にはいくつか問題がありました。
WebP形式ではデジカメなどでは保存ができず、フォーマット変換するする必要があります。
また、WebPに変換したとしても、そのままメディアからセキュリティの警告が出てアップロードできないのです。そこで少しカスタマイズが必要になります。
これらを解決するために、Ewww Image Optimizerといったプラグインを導入して、Jpegから自動変換するという方法が一般的にはとられていました。
しかし、このプラグインは有料という点が悩みどころでした。
とりあえず、WordPress5.8ではWebPがそのままアップロードできるように変更が加えられました。
また今後はJpegをWebPに変換する機能が、WordPressに標準で搭載されることが計画されているそうです。
ますますWebPの普及が進みそうですね。
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