SEOにおける「文字」の数と質の重要性

ページコンテンツ(内容)は、訪問したユーザーがもっとも重要としているものであることはいうまでもありません。
「ハワイ旅行」の情報が知りたくて検索結果からページに訪れたものの、そのページ内には「ハワイ旅行」に関する情報が少ししかなかったり、すでに知っている情報の場合、ユーザーは「戻る」ボタンですぐに検索結果に戻ってしまうでしょう。

検索エンジンも同様に、ページ内のコンテンツ量が少なかったり、内容が薄いページには高い評価を付けません。高評価を得るためには、ページ内に十分な情報量と同時に、質の高いコンテンツが求められます。

 

seoマスターProfessionalでは、ページ内でユーザーが可視化できるテキスト(alt属性、title属性、ヘッダなどを除くテキスト)の文字数をカウントし、上位表示に必要な文字数をアドバイスします。

 

【質の高いページコンテンツの作り方】

 

ページ内に文字を追加するにあたって、単に意味のない文字を追加しても検索エンジン評価は上がりません。
質も高いページコンテンツを作るにはページ内にキーワードに関連したキーワード(共起語)を多く含むと効果的です。

 

例えば、seoしているキーワードが「渋谷 賃貸」とします。ユーザーは、渋谷周辺の賃貸マンション(アパート)を探していることは間違いありません。このユーザーが求める情報にはどのようなものがあるでしょうか?

 

・部屋の大きさ
・築年数
・賃貸料
・敷金、礼金
・オートロックなどの設備
・最寄り駅
・駅までの距離
・近隣の情報(学校、スーパーなど)

 

ざっと挙げるだけでもこれだけあります。
そこで、文字数が足りないページの場合は、上記の内容をページ内に盛り込むことで、ユーザーの求めている情報が揃ったページコンテンツになると同時に文字数もアップし、検索エンジン評価も上がります。
さらに、上記の方法で文字数をアップさせると、「関連キーワードも一緒に上位表示される」という効果も出てきます。

 

上記の方法で、共起語を多くページ内に含ませながら文字数を増やしていくと、キーワードに関連性の高いキーワードも多くページ内に含むことになります。すると、本来「渋谷 賃貸」というキーワードでSEO対策していたページが、その他の予期しない関連キーワードでも上位表示され、多くのアクセスを生むことがあります。

 

「渋谷 賃貸」の場合の関連アクセスキーワード例

 

渋谷 賃貸マンション
渋谷 賃貸アパート
渋谷 賃貸 1LDK
渋谷 賃貸 2DK
渋谷 賃貸 広い部屋
渋谷 賃貸 日当たり
渋谷 賃貸 南向き
渋谷 賃貸マンション 新築
渋谷 賃貸 格安
渋谷 賃貸マンション 女性専用
渋谷 賃貸 オートロック
渋谷 賃貸 ペット可
・・・

 

文字数を増やす際には、必ず関連キーワードを含めるようにしてください。関連キーワードの探し方は、Google検索した検索画面の下に「~に関連する検索キーワード」として最大10個表示される情報を参考にするのも良いでしょう。
※seoマスターProfessionalの機能の一つ、「文章補助」機能をクリックすると、対象キーワードでのGoogleとYahoo!での関連検索キーワードが表示されますので、こちらも活用してみてください。

 

【文字数の多過ぎるページ】

 

ページ内の文字数は少ないよりも多いほうがいいのはSEOとしてはある意味当然です。しかし、ユーザー目線で考えると、ただ単にページ内の文字数が多ければ多いほど良いという訳ではありません。現代のインターネットユーザーはせっかちな人が多いので、ページをスクロールして最後まで読ませるのは大変です。
ページ内にここでしか見ることができない貴重な情報を惜しげもなく公開するか、または、よほど上手な誘導の仕方を工夫するか等の仕掛けが必要です。

 

ウェブページは、紙と違って長さに制限がないため、文章を増やそうと思えばいくらでも増やすことができます。
長いページの場合は、せっかく優良な情報を載せていたとしても最後まで読まれる確率はとても低くなるため、ある一定以上の文字数を超える場合は、ユーザビリティを考慮すると複数のページに分けた方がよいといえます。
また最近では、スマートフォンの普及に伴い、ページの制作段階でスマートフォン用にページを最適化することも当たり前になってきました。スマートフォンでは、PCと違って何度もスクロールするというアクションをユーザーが取らない傾向があるため、最初に表示された画面内にいかにうまくコンテンツを配置するかが鍵になります。
更に検索エンジン側も、記載されている文章の内容についてかなり精査しており、ユーザーに対して意味のある情報を配信できているか、を重要視している傾向にあります。
そのため、ページ内の文字数は多ければいいというわけではなく、意味のない多過ぎるコンテンツはユーザーにも検索エンジンにも支持されない傾向があります。適度な文字数を保ちながら、内容の濃いコンテンツとなるように調整することが大切です。

 

 

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